水素治療の歴史

全てはここから始まった。
2007年5月8日ネイチャーメディスン電子版に、日本医科大学太田成男教授らが“Hydrogen
acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals”
という論文を掲載。

論文のポイント1 脳梗塞は脳の血管がつまる事によっておこる病気であるが、血管の詰まりによる組織の酸欠によるダメージは20%にとどまり、残りの80%は「虚血再還流障害」といって、血液が再開したときに供給される酸素が活性酸素に変化し、その活性酸素によって傷害される。水素はその活性酸素を消去するため、脳梗塞の実験モデルマウスにおいて著しくダメージを抑制した。

論文のポイント2 選択性のある抗酸化物質であり、有害なヒドロキシラジカルを選択的に除去した。趣旨1:ビタミンCなどの還元力が強い抗酸化物質は、カラダに必要な善玉活性酸素を除去するが、水素は善玉活性酸素を除去しない。趣旨2:ビタミンCが除去できないヒドロキシラジカルを除去する。

<この発見の意義> シンプルな分子の気体が、抗酸化物質として振る舞う斬新さ。
拡散性の良さ(血流に制限されず、風呂に入るだけで体中に拡散)
害がなく(元々腸内細菌によって産生、歴史がある)、抗酸化力に選択性がある。安価である。

EBM1『太田先生と水素研究』

©2015- 著作:日本機能性医学研究所 斎藤糧三 協力:太田成男